2018年に大ヒットした低予算映画が早くもパロディAV化。このフットワークの軽さはさすがAV業界だと思うが、実際に内容を見てみるとなんというか出オチというかタイトルオチで、タイトルとジャケットだけで既に完結してしまっている感は否めない。
長回しで、男優が入れ替わり立ち代かわり挿入し続けて持続するAVは「朝から晩まで挿れっぱなしチ○ポ大乱交」など無数にあるし、2時間完全なワンシーンワンカットのAVも既に存在する。本作はそういった先行作品と比較しても抜きどころに欠けた。
また、パロディAVとしての出来もよくない。本家『カメラを止めるな!』から辛うじてあった引用はエンドクレジットの人間ピラミッドのみ。しかし、やはり同じエンドクレジットのスタッフがフェイクの潮吹きを作る場面を見たとき、フェイクの潮吹きやADが卵白と練乳かなんかで作らされる精液、擬似中出しなどAV製作の裏側を全て見せるような作品だったらひょっとしたらかなり面白かったのではないか。どうせパロディにするなら、劇中の入れ子構造など全てコピーすべき。そんなAVの手の内を全て明かすのは商売上がったりだろうからやれないとは思うけど……
繰り返しにはなるがAVとしてそれほど抜けるわけではないし、パロディAVとしてのクオリティも低い。ただラストの、吹かれた潮が窓から青空へと放たれる映像だけは少しジンときちゃったよ。
mullnullnull
2018-12-17