妃ひかりの『娘の彼氏に抱かれた私。』をアレンジした脚本で、あっちは母娘だったのに対してこっちは姉妹。母と姉では扶養義務の重みが違うので、自分の人生を犠牲にして妹の面倒を見てきた姉と、そんな姉の苦労を理解することもなく、就職も決まらないのに当たり前に姉のすねをかじりながら無邪気に青春を謳歌する妹のギャップがより強調される。
中出しレ○プに派遣切りと、不遇の連打にあった優しい「姉」が「女」に変わって鬼の顔を見せるラストまで全般的に隙が無い。特にエンディングで妹バレした姉の「この男は私のだから」と主張する鬼の顔を絶妙に演じた女優は見事。弱点だった「和姦での不自然な表情不足」というマグロっぽさも感じさせず、日下部加奈がドラマもカラミもほぼ完ぺきに演じ切った作品だと思う。
最後の中出しは女の側からのホールド感が欲しかったとか、ラストの姉のセリフはセンスないなーとか、小さい不満がないわけじゃないんだけど、シンプルに整理された台本や演出もよかったし、小田切も妹役の女優もいい仕事してて、これは普通に星5つ。
じっくりゆっくり
2021-05-10