通野未帆バージョンはドラマとしての味付けが希薄で、女優と男優がやってるだけの印象が強かったが、それに比べてストーリーをだいぶ作りこんできており進化が見えるのは高評価。
ただ、「同じ職場で働く」といった明確な情報は作中にはなく、会話からなんとなくそれっぽさを察してくれというのは不親切。ジャケットの情報を事前に見ていなくてもドラマだけで内容が理解できるのが筋であり、このへんは監督の認識の甘さだろう。人間関係のディテールもちゃんと設定しないと雰囲気ものに終わる。
それでも女の方が先輩らしい上下関係を取り入れたのはよかったと思うが、「お互い家庭がある」と言いながら男の左手には指輪がないし、家族の存在感もなくて独身としか思えない造形なのも、もうちょっと設定や脚本を整理してから作りなよと言いたい。
カメラワークはかなりよくなっており、特に中出し後はすぐに汁垂れ撮ろうと股間をアップにしたりせずに、女優のイキ姿をちゃんと画にしようとする姿勢はかなり改善が見られる。ライティングも女優の肌が美しく映えてクオリティ高め。特に濡れ肌の撮り方はかなりうまいんじゃないだろうか。
カラミは微妙でチ○コ突っ込んでるだけのAVセックスっぽさが目立ち、念願の2人きりの不倫旅行に来た男女らしい興奮が伝わるようなキスや密着感などを含めた濃厚さはない。特に本番に関してはクオリティはかなり低めで、せっかくの篠田ゆうなのに目を閉じたまま受け身な場面が目立ち、最後の中出しも目すら合わせぬまま即抜き汁見せのやっつけ仕事。山岸逢花の不倫ものなどと比べると悲しくなるレベル。
これで最後と見せかけてハッピーエンドに導く筋書きも良かったとは思うのだが、ナレーションで済ませちゃうので感動の度合いが低い。エンディングは中盤の手コキだのパイズリで時間つぶしの尺取るよりずっと重要だと思う。
良いところもいろいろある反面、ダメなところも多々目立ち、シリーズとしては発展途上といった印象。あまり厳しいことも言いたくないが、テンプレ化できる段階までにはまだまだ先が長いと思う。
じっくりゆっくり
2020-12-08