AV女優、小倉由菜の特筆性を2つ挙げるなら、ひとつは親しみやすい小悪魔ギャルっぽさ。そしてもうひとつが憑依バカッターで見せたナリキリ力だ。
今作ではラブドール役をしっかり、いや気色悪いほどに徹底して演じ切り、第1回ピンク映画ベストテン主演女優賞は伊達じゃないことを見せ、怪演している。どう怪演かというと、個人的にははっきりいって抜けない。それほどの徹しさなのだ。
Siriのような口調、カクカクする座っていないような首(特に冒頭の広告映像はベースボール人形風?)、シリコンのようなムチムチ肌にメイク、ほとんどまばたきしない瞳、どんな状態でも感情を変えない演技、小倉由菜スゲー!!!のひとこと。
前半は購入者であるピエール剣とのラブラブ具合(しかし、仕事で何かあったのか次第に荒れていく)、後半はゴミとして捨てられていたところを酒乱のゴローに拾われ、凌●へと、展開も含めてアダルトビデオというよりもホラー映画のようだ。
人間とのかみあってないやりとりなど、シナリオも素晴らしい。なんだったらこの設定を活かしてホラーバージョンとか作ってくれないかなあとも思う。
青島太郎
2023-04-21