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本作より6日前に発売のアタッカーズ出演作「生贄女教師」(ATID-368)には映像もストーリーも及ばないが、本作も明里つむぎの魅力が十分に発揮された★5つレベルの傑作と言える。
昨年度までその私立高校は2流ながら、生徒たちに好かれて穏やかな学園生活が快適だった明里先生が、4月からクラスの副担任として着任したスパルタ体育教師の大塚の所為で、酷いトバッチリを受ける悲劇のストーリーである。大塚先生は態度が横柄で、大塚に意見した明里を抑え付けるため強引に関係を迫る(その現場を生徒に見られた)が、その時は何とかその魔の手から逃げられた。
翌日の金曜日放課後、明里のことを誤解した生徒たちに「裏切者」と言われ、その意味を誤解した明里が「ごめんなさい」と簡単に謝ったものだから、生徒たちが明里を拉致してレ●プした挙句、2晩も教室に立て籠ることになる。
本作のストーリー説明文にある「たった一度の過ち」とは何を指しているのか? 「過ち」という言葉は男女の性的関係を連想させる。その一文は本作パッケージに書かれているものだ。その執筆者は本作の内容について、作中の生徒たちと同じ誤解をしているのではなかろうか? 明里の間違いは、生徒たちから裏切者と言われて否定しなかったことだ。生徒たちは憎い大塚と明里が付き合っていると誤解したから明里をレ●プしたのだろう。実際は明里は大塚との付き合いを拒絶したのに、生徒たちの誤解を正さずに安易に謝ってしまったことが悲劇を生んだのだ。おそらく明里は、自分が非力で生徒たちに味方できなかったことを詫びたのだろう。
事件終息後のラストシーンで、明里があのときどうしたら良かったのかと自省しているが、そのときの生徒たちの誤解の真相にはまだ気付かないままなので、救いようがなく終幕。学園は一見正常化したものの、明里は生徒たちの中出し肉便器と化した境遇から抜け出せるのか? それとも逆に、中出し肉便器に徹することで生徒たちの心を癒して改心させる可能性があるのか?
よく考えたら、明里が大塚に意見する時に、大塚先生の顔を潰さないために、他の生徒たちに聞かれない場所に大塚を連れて行ったことが、明里の過ちと言えるかも知れない。特定の生徒を叱る場合には、それを他人に聞かれないようにする配慮は良いのだが、生徒に味方して大塚先生に意見を述べるのだったら、生徒たちに聞こえた方が良かったと思う。
悦痴雨読
2019-09-24