三宮さんが、ストレートのショートヘアに無表情な所が融通の利かない堅物女っぽく、義父の「餌食」としては岬さん、希島さん以上に興奮させられました。必ずしも「美脚」の人ではないのに、全編ミニスカートというのも生々しくセクシーで良かったと思います。
「義父に10秒だけの約束~」が絵地監督作品の入門編だとすれば、このシリーズは応用編で、女蕩しの義父への嫌悪感と強い男に惹かれる無意識の両方を含んでの演技が必要だと思いますが、三宮さんのクールな表情をベースとした乱れ方、特に義父がペニスを見せつけるシーンで、三宮さんの頬が紅潮し、目が潤む所は良いと思います。
不満なのは初老のドンファンとしてスリーピースでキメて登場する田淵氏です。最初のレ●プシーンで折角三宮さんが美しい被害者の表情をしているのに、●っぱらいが女性に絡んでいるような田淵氏の演技は興醒めです。全体に口数が多すぎるし、「俺は凄いテクニックを持っているんだ」といった、凄腕の男なら絶対口にしそうもない台詞はやめるべきだと思います。前にも書きましたが、この義父は女性にもてる男のはずで、怖さやSっ気があるのはいいが気持ち悪い男、滑稽な男にしてはいけないし、世間的な評判は悪くても、女性に対しては愛情と繊細な心配りがなければいけない筈です。そうでないと、ラストと辻褄があいません。田淵氏は嫌いではないし、モザイク越しでもわかる巨根はこの手の話には不可欠だと思います。ただ、レ●プ魔や変質者の役が多かったせいか、クセの強い人物になりがちなのは気になります。男女の絡みのエロスをシンプルなストーリーで見せる絵地作品ではこういう演技のキズが致命的になりかねず、誠実な男の役もこなす小沢氏のほうがこのシリーズに関しては適役だと思えます。
作品としては十分満足なので、田淵氏の演技の改善を期待しつつこの評価としました。
Yoji-Low
2024-05-20