極上のキスは、セックスより多彩で能弁。つまりエロい。
「セックスはキスに始まりキスに終わる」と説く私ですが、当シリーズが既に3作目とは寡聞にして知りませんでした。急遽取り寄せた楓カレンさん、希島あいりさんの旧作と比較しつつ主観的に本稿を進めます。
大まかな流れやセックスの回数(2回)はシリーズ通して同じですが、本作は前2作より約30分拡大。
変遷のあとが見えるのはまず母親が入ってくる直前のシーン。楓編、希島編では特に工夫がないまま母inでしたが、本作ではinの前にキス未遂まで一気に詰め寄っちゃうことで母親の存在をより強く残しつつ、密室での背徳感を高めてます。
ゆえに惜しいのは、密室とて喘ぎ声を階下に聞こえぬようにという配慮が窺えなかった点。自宅ではスリリングに、先生宅では一心不乱に愛し合う……その方がメリハリになったのに。
初セックスの流れ。前2作はまずパンツ脱いで手マンに誘うのですがこれはレクチャー的に突飛すぎ。本作はブラを外させるところから始まる。この変更は大正解です。
焦って身体を求めがちな童貞よ、女子はナイーブなんだよ。下着も身体も大切に扱って欲しいもの。スキンシップで伝わる体温や柔らかさから女子への接し方や愛し方を学ぶ。独りよがりのピストン運動よりも愛に溢れるセックスこそ互いに気持ちいいもの。キスはその象徴的な表現。
ななみさん主演で監督も同じ『夫不在の週末にキスまで不倫を……』という作品のレビューで私は「中盤からはキス多めというだけの普通のAV」と書きました。本作はレクチャーという要素を加えることでキスの意義や有効性がグッと明確になったように思います。
「ぬるぬるだよ、先生」
「キスが上手かったからかも」
喜んでクンニ。レクチャーの賜物です。
しかし、2回とも中出しだったのは安売りです。それにレクチャーならせめて最初はゴム装着も教えてのゴム射でいい。先生がゴム持ってるだけで様々な示唆も生まれるし。
1回目の中出し後のやりとりが微笑ましいだけに、このシーンこそラストに相応しかったはず。
もひとつ。楓編では初キスで男子の股間を膝でグリグリするのが最高なのに、希島編以後は継承されていないのが大変残念。
以上の改善の余地はあるものの(生意気失礼)奇をてらわずに王道家庭教師モノの魅力を再発見させてくれた佳作です。何よりななみさんが最高に愛くるしくて適役。
泥水
2022-02-04