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本作の監督はドラマ演出に定評があり、松本いちかほどドラマで感情の襞を表現できる女優も少ないです。
どれだけのものを見せてくれるのかと思ったら、これほど感情がシンプルな役柄はなかった。
そして本作のいちかは切ないほどきれいで美しく、愛おしくてたまらなかった。
親同士の再婚で兄妹になる。
母親の後ろで照れながら、兄ができることが嬉しそうなのが隠せない姿だけで、この二人の関係は説明不要です。
兄妹としてだけど、愛されていることが分かるし、こんな顔を見せてくれたひとに愛以外の感情を持てると思えない。
兄に懐いているいちかですが、兄の友人やアパートの管理人に身体を弄ばれている。
いちかは好きでもない相手にまさぐられながらも、笑顔を崩さない。
被害者感も、罪悪感もまったく出さない無垢な笑顔は、AVとしてこのシーンを使えるものにしているけれど、このいちかは一体なにものなのだろうか。
キスを求められて、それだけは好きな人としかいてはいけないのだと拒否する。
キスさえしなければ、身体を重ねることは遊びの一種でしかないと考えている幼さなのか、あるいは発達に問題があるのか・・・。
そんな無垢で無力ないちかが切なくなるほど、愛おしくなりました。
兄は妹がしていることを知り、妹は兄とセックスをしたいと口にする。
兄妹でセックスはしてはいけないが、血がつながっていなければ問題がないことをしる。
友人二人と、管理人に弄ばれているところに兄が連れてこられる。
されていることは、ほとんど陵●ですが、それが悲劇にも、不浄にも見えないのは、いちかのあまりの無垢さがゆえでしょうか。
いちかは兄と作中初めてのキスをして、兄はついに一線を越える。
いちかと重なり、休み時間にはトイレでフェラをさせるような関係が、いちかの愛情を受け取る手段だとするなら、それしか方法を知らないいちかが、かわいそうに愛おしく思うとともに、性欲に負けていちかを抱いてしまったのではないかという兄の疑問と後悔も同時に感じました。
役の感情の表現がシンプルだと書きましたが、そう見せることは感情豊かに演じること以上の難しさだったと思います。
どこまでも無垢で、純粋であり続けた松本いちかちゃん素晴らしかったです。
同級生の部屋で、中に出されたあとのいちかちゃんの顔、想像を絶するほどのかわいさでした。大傑作です。
ポポ口
2022-01-13