枢木あおいは現在のAV女優では自己表現力とビジュアルにおいてNo1と自分は思っている。
そんなあおいに憧れる松本いちかが、さもあり初レズ作品でタッグ。
内容は、さもあり作品恒例の「プライベートハメ撮り風ドキュメント~レズバージョン~」という感じ。
OPはあおい運転する車にいちかが乗り込むシーンから。敬語で話すいちか。どことなくまだぎこちない両者。
ドライブ中の二人の会話もまるで90年代のAVのように自由だ。
いつものペースを取り戻した二人は水族館へ。トイレの個室でキス。
ホテルへ行くまでの二人の関係性で気づいたことは、年下いちかと姉御肌のあおいだが、
いちかは甘えながらも小悪魔的にあおいを翻弄し、むしろ精神的なタチの位置に見えることだ。
ホテルに入って最初のキスもいちかが上、あおいは見上げる姿勢。
あおいが感じるたび「可愛い」とからかういちか。
鏡の前でペニバンであおいを突く。「枢木さんはMだから~」「うっさい!」年下いちかにあおいはツンデレ状態だ。
あおいの尻を叩くシーンは関係性のギャップから興奮度が高い。
イかせた後「枢木さんはチョロマンだから」と煽り、あおいのターンとなるが、
これはSMで言う「誘いM」であり主従のイニシアチブは常にいちかにある。
深夜0時、けものコスでの絡みのみ、おそらくさもあり監督がカメラを回している。ここはマイナス点だろう。
ここまで二人きりでやってきたのだから、最後まで貫くべきだ。
作品は特別激しいレズシーンがあるわけでもなく、破綻なく展開し翌朝、もう一泊というオチでEND。
総評として、年下甘えん坊キャラのいちかが、年上男気姉御肌のあおいに、駄々をこねながらも主導権を取る、
つまり、タチいちか、ネコあおい、の構図をもっと鮮明にすれば尚よかったかも知れない。
単純に「ヌケる作品」ではないが、90年代のV&R社作品のような自由さがあり、購入して良かった。
蛇足だが、自分はほぼ「禁断介護シリーズ」と「レズ作品」しかレビューも購入もしていない。
一見、かけ離れたジャンルのようで実はそのエロの根源は同一と見る。
つまり「決して恋愛対象にならない存在」と向き合う中、女優さんが一瞬でも、
性別、あるいは年齢を乗り越え、我を忘れ感情移入する様を見たいがために追い続けている。
その意味では、当作はほんの一瞬、そういう場面が垣間見える良作である。
tottoco
2022-10-25