購入・利用済み
今回も感情心情を絡みでしっかりと表現したもえちゃん。切れ目なく流れるように絡み続け、14日間の背徳と退廃が感じられます。
1回目。禁欲に我慢できず迫る男に対し、罪悪感を口にしながらも好きな気持ちに抗えず積極的にキスをし腕を絡めて感じていく姿は切なく初々しさすらあります。
2回目は1回目と同様に困惑の表情を浮かべつつも今度は自分から男を攻めていき、途中で親友への罪悪感をかなぐり捨てて感じることにのめりこむスイッチが入る瞬間が印象的。堕ちるポイントを少し後ろにずらすことで、抑えていた欲望の解放の瞬間が際立って興奮します。
続いてずっとセックスし続けていることの描写はとても綺麗でエロティック。イメージシーンだからと飛ばさずに見てほしい。
風呂場のシーンでは一気にいちゃいちゃ。今までの雰囲気との落差でかわいらしさが引き立ちます。
おすすめは最後。「いままで一番激しくして」と火が付いたように自ら求めていく。もえちゃんらしい繊細さを保ちつつ、鬼気迫る激しさとうねるような色気があり引き込まれます。
本作はもえちゃんと親友の彼氏とのパワーバランスと「1か月の禁欲」の設定が効果的に使われています。
もえちゃんははじめから親友の彼氏が好きで、迫られ求められたら抗えない。
一方で男は「1か月の禁欲で我慢できない」ありきで本心は見えない。「好きだ」とは何度も口にするがひたすらセックス。もえちゃんを呼び出し性欲を発散させているだけで、好かれているのをわかって付け込み好き放題のようにも見える。
もえちゃんは求められひたすら「好き」といい体を重ねるものの、男の「好き」は方便で性欲処理の道具なだけかもしれない。
それをどこかでわかっていて「ずるいよ」と何度もいい、罪悪感ももちながら、セックスに溺れていく。
その不安定さはもえちゃんの常に憂いをたたえた表情と男の掴みどころのない言動との対比、そしてカメラワークでも表現され、常にどこかヒリヒリした雰囲気が続く。
「お互いの抑えきれない気持ちを期間限定でぶつけ愛し合う」にも見えるし「彼女が不在だから好意を利用して性欲を解消した」にも見え、しかしいずれにしろもえちゃんに他に選択肢はなかったという語り口が緊張感のあるエロスを生み出しています。
今回も奇を衒わず設定とストーリーを積み重ね、絡みの力で魅せるもえちゃんの作品の良さがよく出ている良作です。
じろちゃん/ゆうさん
2020-02-04